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社長の右腕になる経理マンになるために2


絶対に不正をさせない配慮の仕方​

どんなに職制を整え、よい機構をつくり、細かな規定を設けても、いわゆる魔がさせば不正は発生するものです。

魔がさすことのない魔が差しても未然に不正発生を防ぐ経理部作りを配慮する必要があります。

常に盲点があることを黙認して部下を掌握する

うちの会社、うちの経理部はよく内部牽制組織ができているから、と組織の上にあぐらをかいて、安心しきっている経理部長がいます。

しかし、その実施状況をチェックしてみますと、規定通り組織が作用していません。組織は出来ていても、他部門のことには口を出さない、とのタテ割り意識が働いているからです。

さらに規定で縛られることを嫌う人間性のためです。いずれも日本的なものと言えるかもしれません。

絶対に不正をさせない配慮の仕方

 常に盲点があることを黙認して部下を掌握する

 経理部内の人事配置に問題点はないかを考える

 部下の日常行動を見守っていく

 経理部内での”おかしな動き”に注意する

 経理事故発生を防ぐ基本事項が守られているか

徹底した慎重さを植えつける

 会計理論よりも計算技術が大事なことを教える

 正しく、きれいに仕事をする大切さを教える

 経理事務の基本をしっかり教える

 文書作成の基本を教える

 経理部門は企業犯罪防止の関門と自覚させる

 監査を受けるときの慎重さを教える

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